経営管理本部 マネジャー/松本 広大(2016年入社)
経営管理本部 マネジャー/松本 広大(2016年入社)
大手コンサルティングファームで働いていました。
SCM(サプライチェーンマネジメント)領域で、大企業向けに基幹システム導入やリプレイスをメインに行っていました。他にも物流拠点の統合プロジェクトや、IT戦略の策定支援なども担当していました。
新卒で就活していた当時は、特定の事業というよりは漠然と経営やマネジメントに関わるような仕事がしたいと考えており、コンサルという業界を選びました。
ただコンサルティング会社で働いていく中で経営や業務における「あるべき」の知識は増えていくのですが、それに伴って実際に事業を運営する側に身を置きたいと思うようになりました。若いうちから裁量を持てるようなところということでベンチャーに絞って転職活動を始めました。
ベンチャーで且つ「モノ」を動かしている事業をしていたことが最大の決め手でしたね。ベンチャー企業では結構珍しいと思います。前職でメーカーや物流会社などを相手に仕事をしていたので、ロジスティクスがかかわるようなベンチャーに行きたいと思っていました。
また日本に古くからある産業(水産業)に対して新しいことを取り入れ、変革しようとしているチャレンジングな姿勢もいいなと思いました。自分もこの会社に入ったら一気に成長できるんじゃないかって思いましたね。
あとはやはり代表の山本さんと面接を通じて直接話ができたことが大きかったかもしれません。面接時に創業に至った経緯や業界に対して感じている課題、目指している世界観などざっくばらんにお話をしてくださったんですが、決して他人事ではなく、当事者としての気迫を物凄く感じました。「一緒に世界を良くしていきましょう」という熱い想いがひしひし伝わってきました。
経営管理部に所属し経営企画を担当しています。
取締役会や株主総会の運営、全社予算の策定、新規事業の調査検討などの経営企画的な業務の他、内部監査なども担当しています。
また、全社プロジェクトの推進(例えばコーポレートサイトリニューアルや人事制度の整備)や、最近ですと他部署の業務改善も行ったりしていますね。特に所属部署に限らず横断的に業務をしています。定常業務はあまりなく、プロジェクト的に進める仕事がほとんどです。
入社当初はロジスティクスグループに所属し、IT化の推進や、業務改善、数値管理を担当していました。業界柄まだまだアナログな部分も多く、システム化ができることは沢山ありました。
結果としてそこまで複雑でなくても、業務へのインパクトは比較的大きく出せるのでとてもやりがいがありましたね。
社内にはエンジニアも在籍しているので、実際にシステムを使用しながら相談を重ねてタイムリーに改善していくことができます。当時は実際に現場の作業にも入りながら、「本当に必要なものは何か」を突き詰めて考えていました。今思い出してもとても楽しかったですね。
入社して1年半ほどで魚ポチ事業部付けとなり、事業部長の直下で事業全体の売上や粗利率などの数値管理をしながら、同じく業務改善やシステム化推進、プロジェクト推進などを担当していました。
一番記憶に残っているプロジェクトは、2018年10月の築地市場から豊洲市場への移転プロジェクトですね。当社は築地市場内に物流拠点を持っていたため、物流拠点を豊洲市場へ移転する必要がありました。社会的にも100年に一度の大プロジェクトと言われていた豊洲移転ですが、移転直前まで詳細な情報が出てこなかったり市場関係者もみんな手探り状態でした。そんな中、プロジェクトを立ち上げて移転や新市場に関する情報収集、両市場が稼働しない移転期間の臨時出荷体制の構築、移転後の業務プロセス・オペレーション設計などを推進しました。結果、大きなトラブルなく移転を完遂できました。大変でしたがその分達成感もありましたね。
事業部に所属していた頃とは異なり、全社視点が強くなりましたね。
実際に働いている従業員がより働きやすくなるためにはどうしたらいいのか考えたり、対外的に会社をどうアピールしていくか考えたり。フーディソンをより良い会社にしていくために毎日試行錯誤しています。経営陣とも距離が近いので直接コミュニケーションを取りながら会社や業界の将来について考えています。
事業部では、モノを仕入れて、加工して、そこにお金が発生して・・という型があるんですが、経営管理部に入ってそこはガラッと変化しました。
既存の型に改善を加えていくというよりも「会社がよりよくなるためにどうするべきか」課題設定をし、ゼロベースで考える必要があるんです。答えがないものに対してどう納得して解答していくか苦しいこともありますが、毎日挑戦でありそこがやりがいでもあります。
フーディソンはまだまだ発展途上です。一度改善しても、まだ改善すべきところがあったり、もう一回考え直さなければならないことが発生したり、次から次へと課題が発生します。だからこそその変化を楽しめたり、自ら考え行動できる人が活躍していると思います。
また、生鮮業界は古くからある巨大な産業で、他業界に比べても非常に難易度が高い課題を多く有しています(流通が複雑、短いリードタイム、在庫ができない、相場で動く、コモディディ商品で差別化が難しいなど)。そこに大きなイノベーションを起こしていくことは一朝一夕できるものではなく、かなり泥臭いこともやりながら根気強くチャレンジしていくことが必要です。そんなチャレンジングな環境で自分を成長させたいという方にはもってこいの会社だと思います。会社としても型を破ってチャレンジしていくことを奨励していますし。この業界を変えることができたらどんなことでもできる自信が付くと思いますよ。
そして何より生活に密着した食を取り扱っているというのがいいんですよね。
実際にこの会社に入って、三枚おろしもできるようになりましたし、季節ごとの旬の魚にも詳しくなりました。実際に販売している食材を購入することもできますし、フーディソンに入って私生活が豊かになったんですよね。
フーディソンで社会貢献をしていくことももちろん大切なのですが、それが自分の生活を充実させることにも繋がっているということは、身近な食を扱っている会社ならではなのかなと思います。
長崎県松浦市は国内でも有数のアジの産地です。私はこの松浦の出身なのですが転勤族でたまに帰るくらいの遠い故郷でした。
帰省しても親戚の家を訪れるだけだったのですが、大人になって父親に連れられていった小料理屋で出会ったのが絶品のアジフライと塩焼きでした。
本来なら刺身でいただく鮮度のアジを惜しげもなく調理されており、身はふわっふわっで脂乗りも最高で思わず唸ってしまいました。どこでも食べれるような料理だからこそ、おいしさが引き立ちやっぱり田舎はいいなーと思う瞬間でした。